2024年9月
9月1日(日) 聖日礼拝 説教メモ
「インマヌエル預言」 イザヤ書7章1-17節
☆台風が通り過ぎました。
台風10号が通り過ぎました。
こちらの方は、暴風雨にさらされることもなく、感謝でした。
暴風雨、竜巻で大きな被害のあった地域もあります。
大きな台風を前に、大丈夫だろうかと不安になりました。
☆脅威、困難を前に
脅威と感じられる、難しいこと、困難なことと感じられることが目の前に
恐れの心が生じる。 当り前のこと。
これからどうなるのだろう、大丈夫だろうか、吹き飛ばされるのではないだろうか、流されていくのではないだろうか、飲み込まれてしまうのではないだろうか。 考えれば考えるほど、恐れの中に沈み込む あまりにも大きな力を前に縮み上がる。 普段はそんなことはないが、そのようなことが時に起きます。
難しい病気にとりつかれる。 難しい病の診断
敵と思えるものが迫って来る。
その相手はとても大きな力を持っている、そのように思える。
その相手が、脅してくる 自分を縮みあがらせるようなことを言う。
☆そのような時、どうしたら良いのか
ひたすら、内にこもる それも一つの手 ひたすら逃げる 逃げることも一つの手
立ち向かう それも一つの手 しかし、それも難しい
その現実、相手を無視する。 一つの手 それも限界がある
☆本日の聖書箇所
イザヤ書7章1-17節
◎イザヤ7:1-17
少し長い聖書箇所を司会者の方に読んでいただきました。
紀元前735年頃のこと、北方からアッシリ帝国が北王国イスラエル(首都サマリヤ)とアラム(その北東の国、首都はダマスコ)に迫っていた時
☆本日登場するのは、2人の人物
ユダの王ヤハズ ウリヤの孫、ヨタムの子 それに、預言者イザヤ
神さまからのメッセージをアハズに告げるイザヤ
そのメッセージを聞いたアハズ
☆アハズと南ユダの国の人たち
恐れと不安の渦の中に投げ込まれていた パニックの状態
◎1-2節
7:1 ユダの王ウジヤの孫であり、ヨタムの子であるアハズの治世のことである。アラムの王レツィンとレマルヤの子、イスラエルの王ペカが、エルサレムを攻めるため上って来たが、攻撃を仕掛けることはできなかった。
7:2 しかし、アラムがエフライムと同盟したという知らせは、ダビデの家に伝えられ、王の心も民の心も、森の木々が風に揺れ動くように動揺した。
アラム(シリア)、その王レツィンとエフライム(北イスラエル)、その王ペカ
その2つの王国は、大国アッスリアに対して、軍事同盟を結んだ。
南ユダのアハズに対して、同盟に入ってアッシリアに対抗しようと呼びかけてきた、
アハズは断った。軍事同盟を組んでも、対抗できる相手ではない。
むしろ、アッシリアの傘下に入った方が良い、アッシリアにすり寄ろうとして
いた。
アラムとエフライムは、怒り、攻めてこようとした。
これは、また大変なことになった。
恐れと不安の中に 動揺してパニックの状態に陥った。
それは、南ユダの人たち、そしてその国の王アハズの状態
それは、また、時に私たちが陥る状態でもある。
大変だ、どうしよう、もうダメだ、これでおしまいだ もうどうすることもできない。
☆そのアハズに対して神はイザヤを送られた
イザヤは、アハズ王のところに会いに行った。
◎3-11節
7:3 主はイザヤに言われた。「あなたは息子のシェアル・ヤシュブと共に出て行って、布さらしの野に至る大通りに沿う、上貯水池からの水路の外れでアハズに会い、
7:4 彼に言いなさい。落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない。アラムを率いるレツィンとレマルヤの子が激しても、この二つの燃え残ってくすぶる切り株のゆえに心を弱くしてはならない。
7:5 アラムがエフライムとレマルヤの子を語らって、あなたに対して災いを謀り、
7:6 『ユダに攻め上って脅かし、我々に従わせ、タベアルの子をそこに王として即位させよう』と言っているが、
7:7 主なる神はこう言われる。それは実現せず、成就しない。
7:8 アラムの頭はダマスコ、ダマスコの頭はレツィン。(六十五年たてばエフライムの民は消滅する)
7:9 エフライムの頭はサマリア/サマリアの頭はレマルヤの子。信じなければ、あなたがたは確かにされない。」
7:10 主は更にアハズに向かって言われた。
7:11 「主なるあなたの神に、しるしを求めよ。深く陰府の方に、あるいは高く天の方に。」
「落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない。アラムを率いるレツ
ィンとレマルヤの子が激しても、この二つの燃え残ってくすぶる切り株のゆえ
に心を弱くしてはならない。」
心を弱くするな レツィンもペカも恐れるに足りない。
そう言われても、状況はとても厳しい
相手があまりに強く見える。大きく見える それに自分は小さく、弱い。
実際に、アラム(シリア)、その王レツィンとエフライム(北イスラエ
ル)、その王ペカ
も滅ぼされた。 アッスリアによって。紀元前732年ダマスコ陥落、紀元前
723年サマリヤ陥落。
しかし、その時には、将来のことがわからないアハズ アラム、エフラィ
ムを恐れる。
主なる神を仰げ、主に信頼せよとのメッセージを聞いた。
☆アハズの反応
アハズの思惑 アッスリアにすり寄れば、何とかなるのではないか。
主を仰ぐ、主に信頼するよりも、自分の知恵、策により頼めば良いと考えた。
◎12節
7:12 しかし、アハズは言った。「わたしは求めない。主を試すようなことはしない。」
敬虔そうに思えるアハズの答え
はっきり言えば、信仰に立つことはしません。 現実の中で、目に見えるところにより頼みます。 手を差し伸べられた。その手を払いのけた。
アハズは、そのことで道が開けると考えた。
実際には、アッスリアも大国バビロニアに滅ぼされた。 そして、その後の歴史を見ると南ユダはバビロニアに滅ぼされてしまった。 主により頼むことをしない歩みの先で
南ユダ王国は、紀元前586年にバビロンのネブカデネザル王に征服され滅亡んでしまった。
☆イザヤを通しての語りかけ
神のなさる御業がある。
◎13-17節
7:13 イザヤは言った。「ダビデの家よ聞け。あなたたちは人間に もどかしい思いをさせるだけでは足りず わたしの神にも、もどかしい思いをさせるのか。
7:14 それゆえ、わたしの主が御自ら あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み その名をインマヌエルと呼ぶ。
7:15 災いを退け、幸いを選ぶことを知るようになるまで 彼は凝乳と蜂蜜を食べ物とする。
7:16 その子が災いを退け、幸いを選ぶことを知る前に、あなたの恐れる二人の王の領土は必ず捨てられる。
7:17 主は、あなたとあなたの民と父祖の家の上に、エフライムがユダから分かれて以来、臨んだことのないような日々を臨ませる。アッシリアの王がそれだ。」
おとめが身ごもる 男の子を生む
「その子が災いを退け、幸いを選ぶことを知る前に、あなたの恐れる二人の王の領土は必ず捨てられる。」
その子とは直接的には、アハズの子どものヒゼキヤを指しているのかもしれない。
しかし、究極的には、処女マリアを通してお生まれになった主イエスを指し示している。
○イザヤ9:5-6
9:5 ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は、「驚くべき指導者、力ある神 永遠の父、平和の君」と唱えられる。
9:6 ダビデの王座とその王国に権威は増し 平和は絶えることがない。王国は正義と恵みの業によって 今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。万軍の主の熱意がこれを成し遂げる。
イザヤの時代からおよそ700年後にその出来事は起きた。 クリスマスの出来事
☆恐れ惑う私たちに主は語りかけられる
主は、私たちに語りかけられる。
○詩編46:1-12
46:1 【指揮者に合わせて。コラの子の詩。アラモト調。歌。】
46:2 神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。
46:3 わたしたちは決して恐れない 地が姿を変え/山々が揺らいで海の中に移るとも
46:4 海の水が騒ぎ、沸き返り その高ぶるさまに山々が震えるとも。〔セラ
46:5 大河とその流れは、神の都に喜びを与える いと高き神のいます聖所に。
46:6 神はその中にいまし、都は揺らぐことがない。夜明けとともに、神は助けをお与えになる。
46:7 すべての民は騒ぎ、国々は揺らぐ。神が御声を出されると、地は溶け去る。
46:8 万軍の主はわたしたちと共にいます。ヤコブの神はわたしたちの砦の塔。〔セラ
46:9 主の成し遂げられることを仰ぎ見よう。主はこの地を圧倒される。
46:10 地の果てまで、戦いを断ち/弓を砕き槍を折り、盾を焼き払われる。
46:11 「力を捨てよ、知れ わたしは神。国々にあがめられ、この地であがめられる。」
46:12 万軍の主はわたしたちと共にいます。ヤコブの神はわたしたちの砦の塔。〔セラ
○口語訳
46:10 「静まって、わたしこそ神であることを知れ。わたしはもろもろの国民のうちにあがめられ、全地にあがめられる」。
46:11 万軍の主はわれらと共におられる、ヤコブの神はわれらの避け所である。〔セラ
☆インマヌエル預言
インマヌエル 神が共にいてくださる 主が共にいてくださる。
どのような時も共にいてくださる。 共にあって、支えてくださる。
納骨堂建設のことで、ここ最近3年半、委員会が続いています。
納骨堂建設に取り組むか、取り組まないか 意見が分かれました。
慎重な検討 3年間 その委員会に委員として加わってくださった方々もあおられ、感謝
皆さんからの貴重な意見もいただき感謝
その途中にあっては、とても悩み祈らされました。 何が良いことなのか?
昨年の2月の教会総会で納骨堂建設に進むことが決議され、今に至っています。
☆主が共にいてくださる。
主は共にいてくださる。 そのことが、より確かになるために、主イエスはこ の世にお生まれくださった。 そして、その命をあの十字架の上でお捧げくださった。
十字架の死の後に復活してくださった。弟子たちのもとに戻って来てくださった。 復活から40日目に昇天されて行かれた。 その10日後に、イエス。キリストの霊である聖霊が弟子たちの上に降り注ぎ与えられた。
今、主を信じる者のうちに聖霊を与え、信じる者を生かしてくださる。強めてくださる。 感謝です。ハレルヤ!