2024年 10月
10月6日(日) 秋の特別歓迎礼拝Ⅰ 説教メモ
「神の憐れみと愛」 ヨナ書4章4-11節
☆自分を動物に例えると何でしょうか?
①リス 動きが速い、口にものをためる いろいろなものをため込む
②ネコ 人に甘える 人に構わず、自分の思い通りに歩む
③イヌ 人懐っこい 飼い主の従順
④牛 食事後に座り込む
⑤ゾウ 大きな体 のっしのっしと歩む
⑥チーター 走るのが速い
⑦ライオン 強い
⑧ナマケモノ 動きがゆっくり じっとして動かない
・・
☆自分は誰に似ているのだろうか?
母親、父親 背丈、顔つき、性格
思春期 親に反発 親とあまり話さない
この親のようにはならないぞ、しかし、その親に似たところを多く持つ。
親とそっくり 私の父親
・あまり人とうまく付き合う方ではなかったように思う 自分も似ているとこ
ろがある
・気が短い所があった 自分も似ているところがある
それぞれ、考えると面白いかも
☆本日の登場人物のヨナ
聖書の中で、これほど人間臭い人物はいないかもしれない。 とても人間臭い
自分の思い、感情に従って歩む。 破天荒
その意味で、自分とヨナが重なる部分がどこかにあるかもしれない。
いや、ここに自分がいる ヨナの姿の中に、自分の姿を発見するかも
☆ヨナは正直
正直な人 嘘をつけない 自分の感情に、自分の思いに正直 それに動かされる 自分を中心に生きていた。
☆ヨナの断面
ヨナを断面で切るとする そこに現われる断面
スイカを切ると、その中身が見える 中が赤い、中が黄色 熟れている,熟れていない皮が薄い、皮が厚い
☆ヨナの断面① それは、従わないヨナ、逃げるヨナ
預言者という職業 神に仕え、神のメッセージを他の人に伝える使命
その真逆の道を進んだヨナ 本当に人間臭い人物
今回は、従うことはできません、イヤですと
アッシリアという国の首都ニネベ その人たちの悪がいっぱいに満ちている
このままでは滅ぼさざるをえない その悪を捨てるように、悪から離れるよう
に ヨナは嫌ですと拒否した、従わなかった
逃げ出した ニネベとは反対向きにあったタルシュシュに向かった。
それには理由があった。
ニネベの人は大嫌いだ.自分たちの国を苦しめるアッスリアの国 その首都
ニネベ ニネベの人は大嫌いだ 悪に満ちている その悪の裁きを受けて滅ん
でしまえば良いのだと考えた。
あの人は嫌いだ あのなんか消えてしまえば良いのだと考えることがあるか
もしれません。
ヨナは、神さまからのご命令とはいえ、従えません、嫌ですと拒否した。
遠いタルシュシュに逃げれば、神さまの声は聞こえなくなるかもしれない。
神さまは、遠い所に行ってしまった自分には、もう頼めないと思うかもしれ
ないと考えたのかもしれない。
☆ヨナの断面② それは、怒るヨナ、 怒り狂い死んでしまいたいと思うヨナ
彼は怒った。
ヨナ書には、ヨナの2つの怒り
ニネベの人が悔い改めた
ヨナはいったん逃げたが、結局のところ、海での嵐の出来事の後にニネベ
に行き、神さまからのメッセージを宣教した(告げた)
ニネベの人たち このままでは、滅ぼされてしまう。これはまずい
王から民衆から、すべての者が悪から離れ、悔い改めた
それで、滅ぼされずに済んだ
ヨナの怒りの原因 その1は、神はニネベの人たちに悔い改める姿を見てニ
ネベの人たちを滅ぼされなかった。 それが面白くない。怒った。
ヨナの心は、最初と変わらなかった。
もう一つのヨナの怒り
ニネベの町がどうなるか見ていよう。 暑い日差し 暑くてたまらない
神は、ヨナを守るために、とうごまの木を生えさせ、木陰を作ってあげた。
その後。そのとうごまの木を食い荒らす虫を送った。 翌日その木は枯れて
しまった。
暑くてたまらない ヨナは怒り、死んだほうがましだといった。
☆神のヨナヘの対応
神は働かれた。働きかけられた。
タルシュシュ行きの船に乗り込んだヨナ
海は大嵐となった。
ヨナは、白状した、自分は神さまに仕える預言者だ しかし、今は神さまの
ご命令に背いて逃げている途中であることを白状した。
ヨナは海に投げ込まれた。 これで、もう一貫の終わりか そうではなか
った。
ヨナ書の一番盛り上がる箇所 大きな魚を神さまは送られた。
ヨナは、その大きな魚に飲み込まれた
ヨナはその大きな魚の腹の中に三日三晩、いた。
その魚から吐き出された。 ヨナは一命をとりとめた。 ヨナは滅ぼされな
かった。
ヨナをもう一度職務に戻した。 もう一度チャンスを与えた。
もう一つのヨナへの対応
暑さに苦しむヨナのためにとうごまの木を生えさせた。
暑さに苦しむヨナがかわいそうだ ほおっておけない 神はヨナを助けてくださった。
☆神の思いとヨナの思い
神は、嵐の中でヨナの命を助けてくださった。
ヨナに預言者としてのチャンスをもう一度与えてくださった。
その使命を果たした結果、ニネベの人たちの命が助かった。
ヨナは、それを神と共に喜ぶべきだったが、その反対だった。
◎ヨナ4:4-11
☆神の憐れみと愛
神は憐れみに富んでおられるお方。
神は愛に満ちておられるお方
神は、ニネベの人たちを滅ぼすのではなく、滅ぼされない者になってほしいと
願われた、 悔い改めたニネベの人たちを滅ぼされなかった。
神は、ヨナに対しても忍耐の限りを尽くされた。
ご自身の一番深い思いを知ってほしかった。
その思いとは
◎11節
4:11 それならば、どうしてわたしが、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。そこには、十二万人以上の右も左もわきまえぬ人間と、無数の家畜がいるのだから。」
神に逆らうニネベの人たちを憐れまれた。
そして、悔い改めに導き、滅ぼすことをされなかった。
☆神の憐れみと愛はこの私に
神の憐れみと愛は、ニネベの人に注がれた
神の憐れみと愛はヨナに注がれた。
そして、このわたしに今注がれている。
また、あなたに注がれています。
神の憐れみと愛に生かされる者にならせていただきましょう。
スイカを包丁で割るように、ヨナを割るとしたら、ヨナには2つも断面があります。一つは、従わないヨナ、逃げるヨナです. 彼は、神からニネベに行って滅ぼされないために悔い改めて罪から離れるように告げよと命じられましたが、従わずに逃げ出しました。なぜそうしたのか、それは、ニネベは自分たちの国を苦しめてきた大国アッスリアの首都だったからです。あそこに住む人たちが罪のために滅びるのは仕方がないと考えていたからです。
もう一つの断面は、怒るヨナです。ニネベに人たちが悔い改め滅ぼされなかったことが面白くなく怒りました。また、暑さから自分を守るとうごまの木が枯れてしまったからです。
神は、ニネベと反対の地のタルシュシュに向かうヨナに対して、嵐を起こします。ヨナは
海に投げ込まれたヨナを救うために大きな魚を送り、ヨナを飲み込ませ、3日後に吐き出させます。ヨナは死を免れました。また神は暑さに苦しむヨナのためにとうごまの木を生えさせます。
ヨナの思いと神の思いは大きく違いました。すると、主はこう言われた。「お前は、自分で労することも育てることもなく、一夜にして生じ、一夜にして滅びたこのとうごまの木さえ惜しんでいる。それならば、どうしてわたしが、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。そこには、十二万人以上の右も左もわきまえぬ人間と、無数の家畜がいるのだから。」(10-11節)。
神は憐れみと愛に富んでおられるお方です。神はニネベの人たちが亡びに至ることを願わず、悔い改めて神に立ち返り滅ぼされない者になってほしいと願われました。神は、従わず逃げたヨナに対しても忍耐をもって憐れんでくださいました。
神の憐れみと愛は、ニネベの人たちに注がれました。ヨナに注がれました、そして、私たち一人一人に注がれています。