2023年12月

 12月3日() 聖日礼拝 説教メモ

    「大いなる光を見る」       イザヤ書9章1-6節 

 

☆1年の最後の月

 今年最後の月となりました。 1年があっという間に過ぎた感がします。

 新年を迎える前に、クリスマスアドベントを過ごします。クリスマスの主を心にとめ、この期間を過ごしましょう。

 クリスマスの案内のチラシもできました。どなたかにクリスマスの主をご紹介したいですね。何よりも、私たち一人一人がクリスマスの主のご愛に包んでいただき、恵みの中を進ませていただきましょう。

 

☆希望を持ちつつ

 1年の終わりは、新しい1年の始まりを意味しています。 その意味では、希望がありますね。 今年を締めくくり、来年に希望を託しつつ 良い年であることを願いつつ

 

☆闇の中に生きる苦しみ

 現実の歩みの中では、厳しい現実があります。 

 世界に目を向ければ、ウクライナとロシアの戦争はまだ続いています。

  イスラエルとハマスとの戦争

 今抱えている課題

  現在の自分の生活をどう営むか、将来の生活の不安がある。 

  健康に不安がある。 今患っている病気はどうなるのか

  自分のこと、家族のこと いろいろと課題がないわけではない。

  不安や恐れ 心が前向きになれない。心が沈む、心が暗くなることがある。

 

☆闇の中を歩む民

 このイザヤが生きた時代はどうだったのか? イスラエルの国は、北イスラエルと南ユダに分かれていた。 北イスラエルはアッスリアという大国に滅ぼされた。 南ユダは、バビロニアの脅威にさらされていた。 大きな力を持つ国が、飲み込もうと迫っていた。これは大きな脅威。

 自分たちの住む家は壊され、町も破壊され、良いものを奪われる。

 相手の国に連れていかれ、そこで奴隷のように働かされる。

 

☆大きな力に飲み込まれる

 大きな力 それは脅威 

 時代という波 この波に乗って行けるか とても乗っていけないという時がある。ついていけない。対応できない。

 これから取り組まなければならない事柄が難しい。

 年齢という波 年齢が進むということは、大変なこと 60代、70代、80代に差し掛かると、いろいろなことが。若さが遠のく。 体の不調。 第1線から退く。 前向きになかなか考えられなくなる。

 病気という波 健康を害するということは大きなダメージ、これからどうなるのだろうか?

 人間関係の波 以前のような親しい人間関係が少なくなる、乏しくなる 孤独感、人間関係がうまく行かないことが起きると、行き詰まりを覚える。

 自分という存在 その価値はどこにあるのだろうか 以前は仕事をし、なすべきことが次々あり、毎日が忙しいけどもやりがいがあった。子ども育てで忙しかった、・・ それなりの充実感

 それがなくなり、自分という存在の意味、価値はどこにあるのだろうとふと考える。

 

☆闇の中に身を置く

 闇の中にいるような感覚になる。 先が見えない、希望が薄くなる。

 前向きに考えられなくなる。 意欲が乏しくなる。

 心が沈む。 心に元気さを失う。難しい問題を抱えていると余計に心は元気さを失う。

 

☆心に励ましを

 心に励ましを得たい。 時にいろいろな心配事を忘れたい。 いろいろな工夫を

 

☆現実の世界

 闇が迫る、闇に囲まれる。 心がどうしても、沈み込む。

 そのような中に身を置く私たち 預言者イザヤの時代の人たちも、深い闇を経験していた。 この世界にある大きな闇 自分の内に巣くう闇

 その闇が深く、強い。 去って行かない、居座る。支配しようとする。

 そのような闇の中に私たちも身を置いていると思う時があるのではないでしょうか?

 えも言えない寂しさ、悲しみ、不安、恐れ この私の人生は何だったのだろうか。 この人生を終えなければならない。 終活 飛び立った飛行機がやがて着陸しなければならないように、自分の人生を着陸しなければならない。

 

☆神のお心

 私たちに深い喜びを与えること 不安や恐れを取り除き、平安を与えられる。 喜び、希望、感謝を満たしてくださる。 重いくびきを取り除いてくださる。くびきのために不自由、自由に行動できない。そのくびきを取り除いてくださる。

 肩を打つ杖、虐げるものの鞭 それは人を苦しめる行為 

 それらを折ってくださる。

 力ある者がその力によって力弱い者を虐げることは神の御心ではない。

  ・ロシアによるウクライナ侵攻  ・イスラエルによるガザ侵攻

  ・ミヤンマー軍事政権による国民の支配  ・中国政府による少数民族ウイグル族への強引な支配  ・北朝鮮政府による国民への支配、・・

 それらのことは神の御心ではない

◎2-4節

9:2 あなたは深い喜びと 大きな楽しみをお与えになり 人々は御前に喜び祝った。刈り入れの時を祝うように 戦利品を分け合って楽しむように。

9:3 彼らの負う軛、肩を打つ杖、虐げる者の鞭を あなたはミディアンの日のように折ってくださった。

9:4 地を踏み鳴らした兵士の靴 血にまみれた軍服はことごとく 火に投げ込まれ、焼き尽くされた。

 兵士の靴、血にまみれた軍服は、火に投げ込まれ、焼き尽くされる。

 それらの戦争による争い、持てる軍威力、権威によって多くの人が苦しんでいること 尊い命が失われている現実 一日も早く終わるように。

 時の権力者、力を持つ者は、強引にそのような間違いを続けている。

 それらは、最後の日に神の御前に、すべて神の裁きのもとに裁かれる。

 しかし、今、この現実の世界において、一日早く、苦しみが取り除かれますように!

 

☆神のなしてくださったこと

 この世界に生きる私たち、この世に生きる私たち その必要を神が満たし与えてくださっている。 健康、生活の糧、食べ物、・・ 神は、私たちを顧み、生かしてくださるお方 神の視点は、私たちの視点とは違う。

 神に造られた私たち。 私たちは、自分ですべてを満たして生きようとする。

 自分の願い、思いを最優先にして歩む。 それを神との関係をおろそかにして歩む。 一番大切ことを遠くに追いやる。 自分の願い、自分の思い、自分の考えが一番 そのようにしすぎるあまり、神との関係をおろそかにしてしまう。

 神は、一番大切なことを抜きには、私たちをそのまま置かれない。

 その一番大切なこととは神との交わり  神を神として崇め、神を礼拝すること 日々の歩みにおいて、神を崇めつつ、神の語り掛けを聖書から聞きつつ、主に祈りを捧げ歩むこと。 神との関係が確かでなければ、私たちは勝手に歩んでしまう。

 

☆神のなしてくださった最高のこと

 それこそが、クリスマスの出来事 クリスマスのお祝い その意味を知ってお祝いしたい。 その意味とは、神と私たちをつなげる出来事

 神と私たちがつながるためには、そのつながる橋が必要である。

 私たちの行いや修行、行動の改めでは間に合わない。

 神と私たちの断絶が解消されなければならない。その原因のもとは私たちの罪

その罪の問題を解決するためには、命が必要。 罪のない方の命が必要。

 その罪のない方はこの世界にただ一人。それこそ、神の御子である主イエスお一人。 その方は、尊すぎてもったいない方

 その方がこの世界に送られた、神からのギフト。最高のギフト

 御子イエスがこの世に送られた、遣わされた。

◎5節

9:5 ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は、「驚くべき指導者、力ある神 永遠の父、平和の君」と唱えられる。

 一人の嬰児(みどりご)、一人の男の子

 その方は、私たちのためにお生まれくださった。救い主イエス

 

☆最高のプレゼント

 それは、神の独り子イエスご自身が、この世に、この世に生きる私たちに与えられた。 それこそ、最高のプレゼント

 

☆その方の権威

 4つの権威、力

①驚くべき指導者

 不思議な助言者、Wonderful Counselor

  私たちの心の一番深い事柄を取り扱ってくださるお方

 私たちの心の内をご存じのお方、どのようなカウンセラーよりも、私たちの心を、そして魂を取り扱ってくださるお方

②力ある神

 力をお持ちのお方

 この全宇宙をお創りになられた主、この地球をもお創りになられた主

  私たちを造り変えることのできるお方

③永遠の父

 永遠の初めから存在しておられ、永遠の終わりまでを支配しておられるお方

 神としての権威をお持ちの方

④平和の君

 神と私たちの懸け橋になってくださった。

 神との断絶が取り除かれた。神と私たちがつながるようにしてくださった。

 罪の赦しを備え与えてくださった。

 あなたの罪は赦された。あなたの罪の罪の身代わりとなって、命を捨ててくださった。

 そのような方がおいでになると

 

☆主の熱意によって

 私たちの熱意ならば限界があり、いつか冷めてしまう。

 主の熱意、熱心さによって、主のご愛によって

◎イザヤ9:1-6

9:6 ダビデの王座とその王国に権威は増し 平和は絶えることがない。王国は正義と恵みの業によって 今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。万軍の主の熱意がこれを成し遂げる。

 

☆大いなる光を見る

 大いなる光、闇を打ち破る光 

 私たちは死の陰に住む者、やがてこの地上の生涯を閉じなければならない者

 この地上の歩みにおいて、光の主のご愛と恵みを十分に受けて生かされるようように導いてくださる主

1節

9:1 闇の中を歩む民は、大いなる光を見 死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。

 大いなる光を見る。その光は輝く

 その光は闇を打ち破る。死の陰の地に住む私たちを生かしてくださるお方

ヨハネによる福音書8章12節

8:12 イエスは再び言われた。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。

 世の光としておいでくださった主イエス

 その主を、救い主として信じ、受けいれる者、その主と共に歩む者は、暗闇の中を歩かない、命の光を持つ。

 暗闇と思えるところをたとえ通っても、そこから抜け出すことができる。希望を失わない。主のご愛と恵みに生かされて。希望をもって歩むことができる。

 その幸い、ハレルヤ!

 

12月24日() クリスマス合同礼拝 説教メモ

「神は我々と共におられる」  マタイによる福音書1章18-25節 

 

☆思いがけないこと

 思いがけないこと、それは急に目の前に

 思いがけない訪問を受け、再会を喜ぶ。 思いがけないプレゼントをいただいて喜ぶ。

 反対に思いがけない大変さを担い、戸惑う、苦しみを味わう。

 心から喜び、歓迎することもあり、 反対に、受け入れがたい、戸惑うこともある。

 

☆ヨセフが経験したこと

 救い主の母として選ばれたマリアと婚約をしていた男性ヨセフ

 まさか、そのようなことになるとは夢にも思ってはいなかった。

 当時の婚約は、 結婚を前にした1年間、結婚の約束をして歩む。 1年後には結婚式を挙げ、一緒に住むようになる、夫婦となる。 一番幸せな期間 共に生活をする結婚を夢見て過ごす。 そのヨセフは、驚くべきことを聞く。

 婚約者のマリアのおなかが大きくなる。

  当時の人たちは、婚約の期間、1年後の結婚生活を夢見つつも、男女の交わりは一切しなかった。ですから、妊娠して、おなかが大きくなることは決してなかった。

  妊娠するということは、おなかに新しい命が宿るということ。

 ヨセフも、マリアとの結婚の後には、二人の間の子どもが誕生することを夢見たことでしょう。 ところが、その婚約期間にマリアから告げられた。

  おなかに命が宿ったと。 その命は、他の男性との間の子どもではない。

  神の清い霊である聖霊によって宿ったのだと。

 み使いガブリエルによって告げられたこと、それを引き受けますと応答したことを話した。

 

☆ヨセフの苦悩

 そんなことが起きるはずはない。 命は男女の交わりを通してできるものだ。

 神の霊によってできたなど、信じられない。

 マリアの言うことは信じられない。 マリアは、婚約期間にも関わらず、自分以外の男性 

 と交わりを持ったに違いない。 自分を裏切った? それとも、事件に出会った。

 当時の律法では、婚約期間に赤ちゃんができることは許されない。 まして、婚約の相手 

 以外の男性との交わりで赤ちゃんができたことが知れたら、石打ちの刑 大きな石をたく 

 さん投げつけられて、命が取られる。 ヨセフは苦しんだ。

 マリアの話したことは、本当なのか? マリアが自分を裏切るはずはない、しかし、現実には、マリアのおなかに命が宿っている。

 ◎18-19節

1:18 イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。

1:19 夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。

 ひそかに婚約を解消しようかと考えた。 マリアとの結婚は永遠になくなる。

 そうなりたくない。 でも、このままだと、マリアのおなかは大きくなり、人に知れるこ 

 とになる。マリアを生かすためにはそれしかない。

 

☆ヨセフは夢を見た。

 ヨセフは夢を見ました。 不思議な夢 神からの語り掛け

 主の天使が現れて告げた。

 20-22節

1:20 このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。

1:21 マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。

1:22 このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。

 マリアの話したことは嘘ではない、本当だ。 マリアは、神の清い霊、聖霊によって命を 宿したのだ。 その子はやがて生まれ出る。 その名をイエスと名付けなさい。その名前の意味は、罪から救うということである。 救い主として、その命は誕生するのだと。

 ヨセフは、神からの語り掛けを受け止めた。 マリアの胎内に宿っているのは、神からの特別な命だ。 その命は神からの祝福であると受け止めた。

 この命を自分は守っていく。婚約者のマリアを支え、共に歩むことを決断しました。

 

☆重いことを受け止めることは簡単ではない。

 マリアは、信仰によってガブリエルからのみ告げを受け入れた。

 ヨセフも、信仰によって受け入れた。 神のご計画を受け止めよう。

 自分では到底受け入れがたい。 しかし、神のご愛、お力、ご支配を信じよう。

 神の支え、励ましをいただく時に、そのことは可能となった。

 私たちの人生の歩みにおいても、重い事柄が時に起きます。

 それを受け止めることは簡単ではない、時に不可能と思える。

 その時に、自分だけの力、頑張りでは無理。 しかし、神の支えをいただくなら、乗り切ることができる。 神よ、支えてください。必要な助けを与えてくださいと祈り、歩を進めていきましょう。

 

☆イエス、その意味は罪から救う

 罪とは、神さまを知らないこと。 命の主である神、 この世界をお創りくださった神  この地球に命を与え、私たちを産み出してくださった神

 その真の命の主を知らず、認めず、自分勝手に歩むこと。

 真の神以外のものを拝むこと、従っていくこと。 その結果、生きる意味を見失うこと。 自分を苦しめ、人を苦しめてしまうこと。

 生きる意味を見失い、希望を失ってさまようこと。

 罪の結果は、神との断絶 神との交わりを失い、その命に与れないままに歩んでいる状態。

 その罪から救う。 真の神を知り、その神を共に歩むようになる。

 罪の支払う報酬は死です。その最後は滅び。 それほど、残念なことはない。

 死の反対の命をいただく。 神の子どもとしての命をいただくこと。

 

☆クリスマスの出来事

 御子イエスの誕生、ご降誕

 神と人との断絶を取り除くためには、神と人をつなぐ架け橋が必要。

 その架け橋となるためにおいでくださったのが、御子イエス、救い主イエス。

 架け橋となる資格のある人はただお一人、 罪の全くない神の独り子イエスのみ。

 父なる神にとっては、一番大切の宝。 その方をこの世に生きる私たちのためにギフトとして与えてくださった。

 クリスマスプレゼント 人形、おもちゃ、ケーキ、料理、・・

 その源は、神からの最高のプレゼント 御子イエス

 

☆救い主のもう一つの名

一つはイエス、もう一つがインマヌエル

 ◎23節

1:23 「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。

インマヌエルと呼ばれる  インマヌエルの主 その意味は、神は我々と共におられる。

 

☆とても一人では無理と思える出来事

 とても一人では無理と思える出来事を経験する。 とても難しいこと、困難なこと。 行き詰まり。 どうしたら良いのか、 とても対処できない。 とても担えない。 もうつぶれてしまいそう。 どうしたら良いのか?

 出口が見つからない。 出口はないと思った時、これほどつらいことはない。

 ここまでだ。 これほど、苦しいことはない。

 大丈夫だと思っていたのに、そう思えない出来事、状況。

 どうしたら良いのか? 助けを呼び求める。 誰に届くのか?

 助けを叫び求める その叫びは誰に届くのか? 誰にも届かないではないか

 そうではない。 その叫びを聞いて受け止めてくださる方がおられる。

 この世に生きていて様々な大変さがある。  私たちの周り、世界、 自分自身において世界を見回せば、戦争や争い ウクライナとロシアの戦争 戦争が始まって、2回目の冬 寒い冬を過ごさなければならない。

  イスラエルによるハマスへの攻撃 ガザの人々の苦しみ

  自分や家族の病気 この病気、痛みはどうなるのかという不安

   入院中の方々がいます。 痛みとの戦いの中にある人たちがいます。

   家族と離れ離れで生活をしている人たちがいます。

  今抱えている困難、難しい事態。

  これから担っていかねばならないことの大きさ、難しさを考えるとつぶれそうになる。

 

☆クリスマスの主は受けとめてくださいます。

 クリスマスの出来事を起こしてくださった神は、今も生ける主。

 私たちの叫びを受け止めてくださるお方 命の主よ、力の主よ、愛の主よと呼び求めることができる。

 クリスマスの主は、私たちそれぞれ、私が抱えている事柄、あなたが抱えている事柄をご存じです。そして、良い道を用意していてくださっている方です。

 

☆インマヌエルの主に生かされた人たち

 聖書の中で 旧約聖書の中に登場するヨセフ

  兄たちからねたみを受け、エジプトに奴隷として売られてしまったヨセフ

  様々な試練、苦しみを経験した。

  そのヨセフと神は共におられたと記されている。そして、ヨセフは、ついにその苦しみから助け出され、エジプトで大事な働きをする者に引き上げられました。 兄たち、父、そして一族を救う者となった。 神が共にあって、支え、導いてくださった。

 私たちの教会員で既に天に帰って行かれた方々

  一人の姉妹は、クリスチャンのご両親のもとで育ちました。

  小さな時から教会に通い、イースター、クリスマスの喜びも経験しました。

  親御さんの祈りを聴きつつ育ちました。 神さまを心にとめ歩みました。

  やがて結婚して二人の子どもさんを授かりました。

  結婚生活の感謝、それと共に大変なこともいろいろと経験されました。

  神さまを心にとめ祈りつつ、歩みました。

  77歳の時にご主人と共に洗礼を受けクリスチャンとなりました。

  晩年は、脊椎の関係で、大きな手術も受け、歩くことも十分にできなくなりました。 痛みもありました。でも、いつも主を仰いで、平安を得ました。

  90歳で、平安の中、主の御許に召されて行かれました。

  大変なこと、難しいことがなかったわけではありません。しかし、主と共に歩み、助けをいただき、勝利をいただきました。

 

☆神は我々と共におられる  

 神は我々と共にいてくださる。

 クリスマスの出来事を通して、その救い主を心に受け入れる者に救いの恵みを与えてくださいます。 どんな時にも依り頼むことができます。

 もうどうしようもないと思える時にも、主は共にいてくださいます。

 クリスマスの主は、あなたと共にいてくださいます。 私たちそれぞれが、あなたが抱えていることをご存じであり、受け止めてくださっています。

  決して見離さず、助けてくださるお方です。 インマヌエルの主、クリスマスの主が、私たちの主となったくださったのです。  ハレルヤ!

 

12月31日() 聖日礼拝 説教メモ

     「神の国と神の義を」  マタイによる福音書6章25-34節 

 

☆1年を振り返って

 世界の10大ニュース その中には

  *トルコ・シリア地震

  *コロナ緊急事態WHOが解除

  *ハワイ大規模山火事

  *イスラエルガザ侵攻

  *ウクライナ戦況膠着

 日本の10大ニュース その中には

   *WBC14年ぶり優勝最強侍 列島沸く

   *新型コロナ「5類」移行

   *夏の平均気温過去最高

   *処理水放出開始 

 

☆私たちの北九州復興教会

 *クリスマス祝会(愛餐会) 4年ぶりの愛餐会

 *納骨堂建設への取り組み

   2月の定例教会総会で、このことの取り組みの決議

   5月末に納骨堂建設委員会の立ち上げ  11月末には説明会

 *教師人事 教師2名の人事異動の可能性  後任者が決まらずに白紙に

 *受洗  林美智雄夫兄の病床洗礼 10/31

 *この年の召された方

   ・藤田幸雄兄 1月17日 召天 91歳

   ・藤原力恵姉 4月 5日 召天 97歳 

 

☆本日の聖書箇所

 ◎マタイ福音書6章25-34節 

 

☆思い悩むな

25節

6:25 「だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。

 

◎31節

6:31 だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。

◎34節

6:34 だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」

 口語訳では、思い煩うな。 新改訳では、心配したりしてはいけません。心配するのはやめなさい。

 

☆思い悩み、思い煩い、心配の種

 そのような種はたくさんある。 朝起きてから夜寝るまで、心配なことがいろいろある。

 起きている間だけでなく、寝ているときも、眠っている時も、悩みの夢を見ることがある。

 

☆夜ぐっすりと眠ることができない状況

 *ガザに住む人たち 

  ぐっすり眠るどころではない。 次々と攻撃を受け、命の危険

  住む家が壊され、自らも負傷、愛する家族、親族、友の死 悲しみの連続

 *ウクライナの国の人たち

  昨年2月末から始まって戦争、ロシアからのミサイル攻撃 家々の破壊、町々の破壊、発電所等の大事な施設への攻撃 気の休まる時がない。

   

☆悪い方に考えてしまう。

 今抱えている課題、難しい問題 これがうまく行かなかったらどうしよう。

 病状が悪化したらどうしよう。 悪いことばかりを考えてしまう。 思い悩む、思い煩う、心配する。 様々な問題、難しい問題  悪い方、悪い方に考えてしまう。心が重くなる、心が沈む。

 心ががんじがらめになる。 心が重く重くなる。 笑顔がなくなる。心がいつも下向き。

 気分転換が必要です。 それでも、やはり心が重い。心が晴れない。

 気になることが心を覆う、心を下に下にと引きずりこむ。

  

☆悲しい現実

 今ある現実、それが厳しい時 起きた現実が厳しい時

  なぜこうなったのかと考える。 自分のせいでこうなったのではないか

  自分を責める。 ああできたのではないか、こうできたのではなかったか

  なぜ、あの時ああしなかったのだろうかと自分を責めてしまう。

  自分を責める声が聞こえる お前のせいで、あなたのせいで

 その悲しい現実が自分を苦しめる。 自分を追いかけて来る。

 

☆主なる神は責められる方ではない。

 主なる神は責められる方ではない。 あなたが責任を取りなさいと責められるお方ではない。 人は時に責める。 神と敵対する闇の主は責める。 あなたが責任を取りなさい、お前が責任を取れと 

 しかし、神は責められない。 主なる神は、私がその責任を取ると語られる。

 そのために、御子イエスをこの世に遣わしたと語りかけられる。

 主なる神は、私たちのことを心配してくださるお方。

 

☆空の鳥、野の花

 空の鳥、野の花

26-30節

 野鳥は、野山で木の実や虫を捕まえて食べる。 たくましく生き延びている。

 野の花もたくましく季節を経て花を咲かせる。

 

☆私たち人間は思い悩む

 私たちは、思い悩む、心配する、思い煩う。 何を着ようか、何を食べようかと 過去のことで、思い悩む。 現在のことで思い悩む。 将来のことで思い悩む。 思い悩み、心配、思い煩いでエネルギーを費やす。 それらのことが、自分自身を押しつぶす。 その思い悩み、心配、思い煩いで心がいっぱい。 それで疲れてしまう。

 それらが自分の心を暗くする。笑顔を失う。輝きを薄なわせる。 悪い方に考えてしまう。

 

☆乳幼児の笑顔

 乳幼児の笑顔は最高、とても輝いている。 見る私たち大人を癒すもの。

 その笑顔はどこから来るのか。 それは思い悩み、心配、思い煩いがないところから。 自分の親に信頼しきっている。

 すべて良いものが与えられる。 親が自分に与えてくれる。 そのことを疑わない、 私たちも、あの乳幼児のような笑顔をいただきたい。

 

☆思い悩むな、思わずらうな、心配するな

 思い悩むことをやめなさい、思い煩うことをやめなさい。心配することをやめなさい。 どうして、そんなことができるでしょう。

 このこと、あのことと思い悩みの種、思い煩いの種、心配の種があるのに。 借金があるのに。 もし誰かがその借金をすべて代わりに支払ってくれたとしたら、もうその借金で悩まなくて良い。

 思い悩み、思い煩い、心配を主にお委ねする。お任せする。

 どうすることもできないことがある。 心の深いところで抱えている心配事がある。

32節 

6:32 それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。

 主は、私たちに必要なことをご存じである。 主は与えてくださるお方。

 主にお委ねしましょう。

 

☆神の国と神の義を求めなさい。

◎33節 

6:33 何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。

 *神の国とは、神のご支配を意味しています。

  神がこの世界のすべてを創造してくださった。今もこの全宇宙を、そして私たちの住むこの地球もご支配してくださっている。

 それなのに、この地球、世界を見ると問題だらけ 大自然が破壊され、大気汚染、海洋汚染が広がっている、 戦争が絶えない。

 私たち人間の傲慢、自己中心、自分だけ良ければ、自分たちだければ良ければ、自分たちの思いのままに支配したいと身勝手な思い、そのような世界に、神は、クリスマスの出来事を起こし、おいでくださった。

 私たちを滅びに向かわせる罪の支配を打ち破るために、主イエスを通して、成し遂げられた救いの御業  神の国は、遠いところに置かれているのではなく、私たちの目の前に置かれた。 その中に生きることができるようにしてくださった。

*神の義とは、神の正しさを意味しています。

 人間の義はいつも崩れ去ります。他の人を他の国の人を傷つけ、苦しめます。 人間の義は、その人の都合で勝手に変えられます。 神の義は決して変わりません。

 クリスマスの主イエスを通して成し遂げられた救いのゆえに、神の義は、冷たい義ではなく、温かい義、すなわち、救いを意味していることが明らかになりました。

 

☆何よりもまず神の国と神の義を

 神の国と神の義を中心軸に据える 軸足を主に置く 軸足を主の下に置く

軸足をそれ以外のところに置いていくならば、どんどんずれて行ってしまう。

 軸足を主において進んで行きましょう。

 毎週のこの礼拝を大切に励まし合って歩んでいきましょう。

 毎週の水曜祈祷会にも励みましょう。

 毎日のデボーション、主のみ前に静まり祈ること、日々の歩みの中で、聖書の御言葉を読み、主に祈ることを大事にしていきましょう。と

この1年を振り返ってどうだったでしょうか?

 教会における聖日礼拝、祈祷会

 個人におけるデボーション、静まり祈ること、日々の聖書

 

☆神の国と神の義を

 神の国は、私たちのもとに訪れている。主イエスによって神のご支配は及んでいる。 神の義、神の救いは主イエスを通して備えられた。

 神の愛が注がれ、神の恵みは注がれています。

 その愛の中で、恵みの中で、主に感謝しつつ歩んで行くことができるのです。